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軽い小説ですが、この主人公 薬師寺涼子って格好いいと思います。
こんな風になるにはどうしたらいいのかしら?
余りにも普通の人を超越した女性なので
「ドラキュラも避ける」とまで言われてる彼女ですが、
ここまで有能なら言われても構わないわよねぇ?
彼女の部下もなかなかにいい奴なんだけど
彼女ほど有能な人にしか、ああいう奴はついていかないでしょうねぇ。
この「グレイス・フェイヴァー」というシリーズのミステリーの舞台は、
1930年頃の世界大恐慌時代のアメリカ
と非常に珍しい背景です。
特にこの作品では、当時の悲惨な事件も描写されていて
勉強不足で今迄、私の知らなかったアメリカの近代史を
垣間見る事ができました。
時代を反映させた小説って、今迄知らなかった、興味を持っていなかった歴史を自然に理解する手助けになりますね。
知らなかった事を知るのはとても楽しいもの。
イタリアの作家だということですが、
イタリア版”星新一”という感じでしょうか。
ショート・ショートです。
でも、私には星新一の方が読んでいて恐怖感があります。
この作家の短編は、もう少し暖かい気がします。
イタリア人だから?というと偏見かしらね。
どうも私は人ならぬもの好きなところがある。
妖(あやかし)が出てくるこの作品は、そんな私の好みにぴったり。
今回、読んだのは3巻目のみ。
1巻、2巻は以前に読了。
勘三郎さんが今度主演するというドラマ。河井継之助の話。上巻を読み始めて、フランス文学の冒頭のような冗長さを感じ、
「読み続けられるか?」
と不安になった。
が、気付くと引き込まれ始め、中巻に入る頃には先が楽しみに。
下巻後半では涙腺を刺激されていた。
今迄、全く知らなかった河井継之助という人に出会うことができた。
勘三郎さん、有難う♪
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